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前回の試合のあと、ちばあきおの「キャプテン」を久しぶりに読んで号泣・・・。

~まったく無名の墨谷二中の野球部に、野球の名門・青葉学院から一人の転校生が入部した。谷口タカオ、二年生。だが実は、谷口は青葉では二軍の補欠だったのだ。それを言い出せず、大きすぎる期待とギャップに悩む谷口は・・・!?~

谷口タカオ・・・。すげぇ・・・。努力、信頼、すべてはこの漫画「キャプテン」のなかにある。

この作品には「ドカベン」のようなスーパースターは誰一人として登場しない。ましてや「巨人の星」のような魔球もあるわけではない。「タッチ」や「H2」のようなカワイイ女子も登場しない。ただひたすら努力する野球部員が描かれるだけである。

青葉学院出身という周囲の期待に応えようと、谷口タカオはひたすら努力します。でも、そんな劇的にうまくなるわけないんです。それが現実なんです。その現実に谷口タカオは父に弱音を吐きます。「だめだ、捕れない。どうすりゃいいんだ・・・。」と
父は息子の努力を当然見ていました。「やるだけやってだめだったんだ、正直に青葉の二軍でしたって話してこい。よくここまで頑張ってきたな。」

そう・・・。「やるだけやってだめだった。」と言えるだけのことを・・・、言えるだけの努力をしないといけないと気付かされます。

そして、その努力が他の部員たちの信頼も得ることになるのです。

「おどろいたね。どんな球にもくらいついていくぜ・・・。」
「俺は、三、四回しか投げられないって弱音を吐いた・・・。ところがどうだいキャプテンは。やることがなんであろうとあきらめやしない!最後まですてやしないじゃないか。」

自分が努力することによって自然とチームから信頼を得、チームを一丸とし、強豪青葉学院に立ち向かうのです。

最後に青葉学院との決勝戦では、9回ウラ2アウト、絶体絶命のなか谷口は打席に立ちます。
「あれだけの球威じゃあてるのが精いっぱいだ。しかし何としても打たなくては・・・。いや・・・なんとしても打って見せる!!いいか、みとけ。これがおまえたちにみせられる最後のバッティングだ!!」

強敵を相手に粘り、食い下がり、最後まで勝負を捨てないこの谷口の姿勢は、やはり努力していればこそのものではないでしょうか。


                           大仏さまのおことば

   野球漫画の不朽の名作 「キャプテン」全15巻 是非、団員にも読んで欲しい。集英社より絶賛発売中!









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