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前回、高円宮賜杯惜敗のあとコヘローの談話から「流れ」について書きました。

あのサードフライの場面の心理状況を知りたかったのですが以外にも本人からその前の空振りの

一球の談話が出てきました。


そこで思い出したのが山際淳司氏の「江夏の21球」でした。この作品は私が高校生の時に初め

て読んだものです。実際には私がまだ小学校に上がる前の1979年日本シリーズ 近鉄vs広島 第

7戦9回ウラの出来事を書いたノンフィクションの秀作です。


読まれた方はご存じでしょうがこの作品はマウンド上の江夏投手、ベンチの古葉監督、解説者の

野村克也氏、また相手近鉄の選手、監督と同じ時間を共有しながらそれぞれの立ち位置によって

異なった思いのベクトルを描いた作品です。


ノーアウト満塁のピンチでマウンド上の江夏投手のエモーショナルな感情の揺れが見えず、ひた

すら実務的である古葉監督同様、私も実際には打席に入る選手の感情とは別のところで状況をた

だ客観的に見ていただけだったのです。


「なぜ転がさなかったんだ?」と聞くのは簡単ですが「あのときどうだったんだ?」と聞き、

選手の感情を聞いてあげることも大切なんだろうと今更ながら思いましたがみなさんはいかがで

すか?



                   大仏さまのおことば

「江夏の21球」は1980年 文藝春秋の雑誌「SportsGraphic Number」創刊号に掲載され、
山際淳司氏は一躍脚光を浴びました。

            読みたい方はお貸出しいたします。(最後、泣けます!)


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